■ 気になっていた車窓のカフェへ
何度も訪れている京都。今回は、以前からバスの車窓越しに気になっていた「Kaikado Café(開化堂カフェ)」を訪ねてみました。
「Kaikado Café」は、明治8年創業の歴史ある茶筒専門店「開化堂」が手がける、伝統と現代が融合した人気のカフェです。築100年以上の洋館をリノベーションしたレトロな空間で、名物の茶筒型チーズケーキやこだわりのお茶、珈琲を楽しめます。
お店があるのは七条河原町のバス停近く。京都駅から四条河原町や銀閣寺方面へ向かうバスが、七条通から河原町通へ折れてすぐの場所です。(※バス停の opted 位置は路線によって異なります)
この日はお散歩も兼ねて、京都駅から17分ほど歩いて向かいました。
■ 佇まいと店内の様子

わくわくしながらお店の前に立つと、バスの中から眺めていた時以上に趣があり、洗練されたおしゃれな雰囲気が漂っています。

ドアを開けて足を踏み入れると、シックな黒の衣装を身にまとったスタッフの方が、エレガントで優雅な立ち振る舞いで席へ案内してくれました。
店内にはお茶にまつわる本をはじめ、開化堂の茶筒やこだわりのカトラリー、珈琲やお茶などの関連商品が美しくディスプレイされています。心地よいジャズが流れる、とても落ち着いた空間です。


訪れたのは平日の10時半頃。先客は2〜3人で、すぐに座ることができました。座席は4人掛けが2テーブル、2人掛けが3テーブルほど。外の中庭にもテーブル席があるようでした。
メニューを見ると、12時まではドリンク・スイーツ・サンドイッチが中心のメニューのようです。
■ 珈琲と茶筒型チーズケーキ
今回はブレンドコーヒーと、名物の茶筒をモチーフにした「Kaikadoチーズケーキ」を注文。

チーズケーキは小ぶりながらも濃厚で、ほのかに漂う洋酒の香りが絶品。コーヒーは中川ワニ氏の味を引き継ぐ焙煎豆を使用しており、スタッフの方が一杯ずつ丁寧にドリップしてくださいます。
ゆったりと流れるジャズに耳を傾けながら、心洗われる静かな時間を過ごすことができました。

店内に飾られている美しい品々は、実際に手に取って鑑賞・購入が可能です。私も旅の記念にひとつ、思い出と一緒に持ち帰りました。

■ 建物の歴史とこれからの楽しみ
高い天井と、通りに面した大きなガラス窓が印象的な開放的な空間。「もともとは何に使われていた建物なのだろう?」と気になり帰り際に伺うと、「昔、市電(路面電車)の車庫だった場所なんです」と教えてくださいました。
敷地内に線路を引き入れ、ここで車両のメンテナンスを行っていたのだそう。「天井が高いので空調が大変なんです」と笑顔でおっしゃっていましたが、スタッフの方々のご苦労のうえで、こうして歴史ある建物が現代に受け継がれているのだと胸が熱くなりました。
窓の外には美しい街路樹のイチョウ。秋が深まった頃にまた訪れて、伝統工芸の技と歴史に触れながら鮮やかな紅葉を眺めてみたいと思いました。


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