みなさんは「栗きんとん」と聞くと、どんなものを思い浮かべますか?
おそらく多くの方が、お正月のおせち料理に入っている「さつまいもの餡に栗の甘露煮が入った、ねっとり甘い黄金色の料理」を想像するのではないでしょうか。
実は、和菓子の世界にはもう一つの「栗きんとん」があるんです。それが、秋にしか味わえない特別な和菓子「秋の栗きんとん🌰」。
今回はその魅力やおせちとの違い、栗きんとんが大好きな私が、名産地である中山道・岐阜県中津川を旅した時のこと、おすすめのお店などをご紹介します。(訪れたのは2024年の11月です。)

■ 名前は一緒で中身は別物!おせちの栗きんとんとの違い
【材料の違い】
• 秋の栗きんとん:栗と砂糖のみ(さつまいもや餡は使いません)
• おせちの栗きんとん:さつまいも、栗の甘露煮、クチナシの実(色付け用)
【見た目と食感の違い】
• 秋の栗きんとん:茶巾でキュッと絞った素朴な栗の形。ほろほろと崩れる口溶けです。• おせちの栗きんとん:鮮やかな黄金色のペースト状。粘り気があり、強い甘みがあります。
■ 栗本来の旨味が凝縮!秋の栗きんとんの魅力
一番の魅力は、口に入れた瞬間に広がる圧倒的な栗の風味と、繊細な口どけです。
余計なものが何も入っていないからこそ、栗本来の自然な甘みと香りがダイレクトに伝わってきます。
毎年9月から冬にかけての期間限定でしか作られないため、この時期を心待ちにしている和菓子ファンが全国にたくさんいます。もちろん私もその中の一人です。
■ どこで買える?名産地は岐阜県・中津川
この秋の栗きんとんの発祥であり、聖地とされているのが「岐阜県中津川市」です。かつて中山道の宿場町として栄え、茶の湯の文化とともに栗菓子が発展しました。

中津川にはたくさんの名店があり、私も街を歩いてお店を見つけると、すぐ購入して食べてみました。どの店もそのお店ならではの味わいがあり、本当に美味しいのですが、今回は特におすすめの2店をご紹介します。

老舗中の老舗。名古屋・岐阜方面の知り合いに聞くと必ず推薦されるお店です。自分で食べてみても、やはり一番のお気に入りになりました。すやの栗きんとんは、栗の素材感がしっかり活きていて、まさに栗きんとんの王道✨口に入れた途端に幸せな気分が広がり、余韻も楽しむことができます。

旧中山道に面している木造の日本家屋の店舗は、元禄年間創業の老舗としての風格を持つ佇まいです。
スタッフの方に「すや」という店名の由来を尋ねると、昔はお酢を販売する、文字通り「酢屋」であったということです。その名を今に語り継いでいるのですね!
・満天星一休(どうだんいっきゅう)
口当たりがしっとりな、なめらか系でありながら 程よい粒感も感じられ、上品な甘みがあります。栗の繊細な香りもしっかり感じられました。こちらは実店舗に行く時間がなく、下記の「にぎわい特産館」で購入しました。

■ お得情報:中津川駅前で「まとめて大人買い」ができる!
「いろんなお店のものを食べ比べたいけれど、あちこち回る時間がない…」という方に最高のスポットがあります。
それが、JR中津川駅のすぐ目の前にある観光センター「にぎわい特産館(にぎわいプラザ)」
👉️公式サイト
ここでは、いろんな老舗の栗きんとんが1個単位からバラで購入できます。


店内には、こんな風に各店舗の栗きんとんの「甘み」や「しっとり度・粒感」をまとめた「栗きんとんマトリックス(分布図)」が貼り出されているんです!これを見ているだけでワクワクしてきます💓
私はこれを見ながら、色々な味のものを購入してみました。
入荷日時はそれぞれのお店によって異なるようなので、全てが揃っているわけではないようでした。
秋のシーズンには、複数のお店の栗きんとんがセットになった贅沢な詰め合わせパック「中津川栗きんとんめぐり」も数量限定で販売されています。中山道を歩く時間がなくても、手軽に色々な栗きんとんを味わうことができます!
■ まとめ
おせちの栗きんとんしか知らなかった方は、ぜひ一度この「秋の栗きんとん」を食べてみてください。本当に目から鱗が落ちるような美味しさです!


中山道では、他の地域でも、こうして販売しています。ひたすら大好きな栗きんとんを食べられて、幸せな時間でした!
紅葉も美しく、日本の宿場町の風情を感じることができる中山道は、秋の観光地としてもとても魅力的です。ぜひ現地に足を運んで、お気に入りの栗きんとんの味を見つけてくださいね!




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