「ラブソングの女王」として知られる、台湾で大人気の実力派女性シンガー・丁噹(ディン・ダン)。
彼女がおすすめする高雄グルメとして、以前ご紹介した【前金肉燥飯】。今回は第2弾として1976年創業の歴史ある名店「北港蔡三代筒仔米糕」をご紹介します。
前回の名店が意外にも(?)ミシュランのビブグルマン掲載店だったので、「もしや……」とリサーチしてみたところ、やはりこちらもビブグルマンや地元のグルメランキングに名を連ねる超人気店!
丁噹は、自分のライブで高雄を訪れるファンに向けて、絶対に“外さない名店”を紹介してくれていたようです。
開店時間に遅れそう!焦る気持ちで早歩き!
土日なので混むだろうと、開店時間の13時頃の到着を目指していたのですが、時計を見るとすでに遅れ気味💦 バス停から大勇路を急いで歩きます。
突き当たりを左に曲がり、高雄を象徴する河川「愛河(アイヘァー)」沿いの河西路を直進。ガジュマルの木が生い茂る川沿いの遊歩道は、のんびり歩けたら気持ちよさそうですが、今はスルー! 途中、可愛らしい「穀雨咖啡」を発見して心惹かれつつも、思いを振り切り直進します。
七賢三路と交わる交差点に差し掛かると、ついに道の向こう側にお店を発見!

時計を見ると、開店から30分も遅れてしまいました😅 店内にはすでにかなりの人が入っています。
お店に近づいてみると、ちょっと変わった造りになっていることに気づきました。シャッターの閉まった店舗を挟んで、右側が「注文・受け取りカウンター」、左側のスペースに「客席(テーブルと椅子)」が並んでいます。


席取りの為に荷物を置くと、目が離れてしまうレイアウト 。少し怖いので「テイクアウトの人も多そうだし、まあ1人くらいどこかに座れるだろう!」と開き直り、まずは注文の列に並ぶことにしました。

プチ中文チャレンジと、地元の人との相席
今日のお目当ては、名物の**「筒仔米糕(トンザイミーガオ/台湾式おこわ)」と、「蒸蛋湯(ジェンダンタン/茶碗蒸しスープ)」**です。
指差し注文でも十分通じますが、今回は“旅のプチチャレンジ”として、事前に練習してきた発音で注文してみることに。

いざ本番となると、いつものようにたどたどしくなってしまいましたが、店員さんたちは急かすことなく、微笑みながら優しく待ってくれました。自分の国の言葉を話そうとする異国人に対して、温かい思いやりを持って接してくれるのが伝わってきて、胸がじんわり。

無事に品物を受け取り、食事エリアへ向かいます。
やはり、席はほぼ満席。道路に面した4人掛けの丸テーブルに2人の女性が座っていたので、空いている椅子を指差しながら声をかけ、相席させてもらいました。
小さな筒に入れて蒸されたおこわは、もちもちの食感。その上には味がしっかり染みた豚肉(※鶏肉から修正しています。詳細はポイントにて)がのっており、たっぷり添えられた生姜が良いアクセントになっていて絶品です!
スープの中にひっくり返したプリンのように佇む茶碗蒸しには、お肉や椎茸が入っています。形を崩しながらスープと一緒にいただくと、日本人にも馴染みやすい優しくて出汁の効いた味が口いっぱいに広がります。
突然、店員さんが教えてくれた「美味しい食べ方」
目の前の女性たちが席を立ち、1人黙々と食べていたときのこと。
食器を片付けに来た店員さんが、私に何か声をかけてきました。見ると、後ろのテーブルを指差しながら何かを話しています。
中国語が分からず「???」という顔をしている私を見て、店員さんはそのテーブルから調味料の入った容器を持ってきてくれました。そして「これをかけて食べてみて!」という仕草をして、忙しそうに去っていきました。
蓋を開けてみると、中に入っていたのはすりおろした生にんにく!

お店の方から、おすすめされたからには、試さないわけにはいきません。
さっそくおこわに少しのせて口に運ぶと……おいしい! 生にんにくのガツンとした強い香りと辛みがアクセントになって、おこわの旨味がふくらむ感じです!
周りを見渡しても、全員がこの食べ方をしているわけではないようです。店員さんから直々に「隠し味」を教えてもらえるなんて、本当にラッキーでした。
帰り際、その店員さんに「ハオツー(好吃)! 美味しい!」と笑顔で伝えると、満面の笑みを返してくれました。ささやかなコミュニケーションが、料理の味だけではない、そのお店の素敵な記憶になります。
お腹も心も大満足でお店を後にした私は、さきほど気になっていた「穀雨咖啡」へと向かいます。
そちらについては、[穀雨咖啡館自烘咖啡・台湾高雄【旅カフェ】]で紹介しています。ご興味のある方は是非のぞいてみて下さい。


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