夏に台湾旅行へ行く際、気になることの一つが「台風」ですよね。
以前台湾を訪れた際、私は「停班停課(ティンバンティンカー)」を体験することになりました。
■ 台湾の「台風休暇」とは?
「停班停課」とは、台風などの災害時に自治体が前夜や当朝に発表する出勤・登校停止の指示のこと。「台風休暇」とも呼ばれる、命を守るための公的な措置です。
■ 「停班停課」で街はどうなる?
これが発表されると学校や役所は休みになり、銀行や一般企業も多くがこれに準じます。交通機関も減便され、デパートの休業も相次ぎます。旅行者も発表されたら外出を控え、ホテルで待機するのが鉄則です。
事前発表があると、みんながスーパーなどで買い出しをするため「パンやカップラーメンの棚が空になった」というニュースがよくテレビで流れます。今回私も例に漏れず、カップラーメン、ポテトチップス、野菜などを買い込み、ホテルの部屋に缶詰となりました。当日は寝坊して、テレビやスマホを眺めながらくつろいで過ごしていました。
■嵐の前の静けさ?少し外の様子を見に…
しかし、滞在していたホテルの部屋には窓がなく、外の状況が全くわかりません。
そこで、運動と気分転換を兼ねて、ホテルの入り口まで様子を見に行くことにしました。
ホテルの前の通りは、台湾名物の「騎楼(チーロウ)」と呼ばれる屋根付き歩道になっています。
建物の一階部分がトンネルのような歩道になっているこのスタイルは、日本統治時代に定着し、都市計画のルールとして広まりました。激しいスコールや強い直射日光を避け、傘なしで歩けるため、旅行中も本当にありがたい構造です。(※ただし、建物ごとに段差や凹凸があるので足元には注意が必要です!)
外に出てみると、まだ風雨がそれほど強くなかったため、「騎楼」の下を少しだけ散歩してみることにしました。騎楼の外側の車道に小さなタイルが落ちてくる場面もあり、屋根の下にいて正解!
旅先での怪我は絶対NG。慎重に足元と頭上に気を配りながら進みます。
■思いがけない名店との出会い
こんな状況でも、コンビニやテイクアウトのお弁当屋さんはいくつか営業していました。そして、ふと道の向こう側に「林東芳牛肉麵」という看板を発見!
「これは以前チェックしていた、あの有名な牛肉麺屋さんでは…!?」

車に気をつけながら慎重に横断歩道を渡り、お店へ向かいました。突然の遭遇にびっくり!!
「林東芳牛肉麵」は、2018年にミシュランガイド台北のビブグルマンを獲得した名店で、地元客からも観光客からも絶大な人気を誇ります。


テイクアウトのみ営業しているとのことだったので、さっそく牛肉麺を注文!


肉はとても柔らかく、口の中でとろけるよう!時間をかけて煮込まれたスープは、見た目の濃さとは裏腹にあっさりとしつつも深いコクがあり、麺と絡んで最高の美味しさでした。
台風による「停班停課」の中、ホテルの部屋で思いがけず贅沢な味を楽しめるという、素敵な思い出になりました。
店舗情報と空港で味わえる裏技
後から調べたところ、お店の最寄り駅はMRT「南京復興駅」で、徒歩7〜10分ほどの八德路二段沿いにあります。
お店で食べる際は、味がしっかり染み込んだ厚揚げのような小皿料理「花干(ホァガン)」を一緒に頼むのが定番スタイルなのだそう。
日本語併記の写真付きメニューもあるようなので、次回はぜひ店舗で出来立ての味を楽しんでみたいと思います!
ちなみに…
実は台北の松山空港(出国ゲート内の制限エリア)にあるカフェ「hómee Kitchen(好饗廚房)」でも、林東芳牛肉麵のスープとお肉を使ったコラボメニューが食べられます!
「旅行中に食べ損ねた…!」という時でも帰国直前に、駆け込みで味わうことができますよ。



コメント